辞める?辞めない?「新卒の就職に失敗したな...」と思った時
新卒の「就職に失敗したな...」と思ったら
「やりたいこと」がある人にもない人にも同時にやってくる新卒の就職活動シーズン。新卒で就職した人のうち、「3年間で3割の人が新卒で入社した会社を辞める」と言う話は、いろいろな場面で耳にしたことがある人も多いでしょう。
この調査データ、実は「○年に卒業した人」という単位で、入社後3年間、1年ごとに継続調査されている数字だということはご存知ですか?
例えば平成26年3月大学卒業者の3年目離職率は32.3%。同じ平成26年3月大学卒業者の2年目時離職率は23.6%、1年目離職率は13.2%です。
ちなみに、超氷河期と言われた平成12年3月大学卒業者の3年目離職率が一番高くて36.5%でした。ここ数年は毎年31%~33%で推移しています。これらの数字を見て、何か気付くことがありませんか?
参考:「この仕事、楽しくない」と思った新入社員のための気分リセット法
みんな3年目まで我慢しているわけじゃない!
まず注目して欲しいのが、離職率の1年目から3年目までの推移です。不思議なことに、「まんべんなく」10%程度ずつ、上昇していることにお気づきですよね。
これは平成26年3月時点大学卒業者に限った数字ではありません。ほかの卒業年度の卒業者も同じような数字の推移をします。「就職失敗した・・・早くやめたい・・・」と思っているのに、「3年は我慢しないと転職なんてできないぞ!」という話を聞いて、すぐに転職するのをあきらめたことはありませんか?
確かに、会社によっては「職務経験ありと認めるには3年以上経験がないとNG」などと決めている会社も一部ありますが、けして「多数派」というわけではないのです。「まだ入社して数ヶ月しか経っていないんだから我慢しなくちゃ・・・」「こんなにすぐに辞めたら、今の会社より悪い条件になるに決まってる・・・」そんな風に思い込む必要はありません。
20代の転職の場合、「経験不問・第2新卒OK!」という会社はみなさんが想像しているよりもたくさんあります。
あなたが転職を考えている理由が「月に100時間を越えるサービス残業」や「度を越えたパワーハラスメントがある」「上司からのセクハラがある」「実質的に休日がほとんどない」「どんなに努力しても、成果が出せないぐらい向いていない仕事だった」などであれば、一日でも早く「ホワイト企業」や「暇で楽な仕事」への転職に向けて動き出しましょう。
新卒の就職で失敗した理由を考えよう
新卒カードよりマシな転職カードを切りたい!そう考えた時に最重要ポイントが「辞める時期」ではないことは先ほどお伝えしました。
実は辞める時期ではなく、新卒の就活のときに失敗した理由をしっかりと把握することが最重要ポイントなのです。
最重要ポイントは、実は人によって異なります。「新卒での就活の失敗を繰り返さない」ためにも、あなた自身が「なぜ新卒の就活の時に失敗してしまったのか」をこの機会に見つめ直してみてください!
以下で、よくある「新卒時の就活に失敗した理由」をご紹介させていただきます。同様の失敗をしている新卒者も多数いるため、ぜひ参考にしてみてください!
第一位「やりたいことを探してしまった」
「新卒の就活のときに、あなたが失敗した理由」の第一位は、「やりたいことを探してしまった」です。
このパターンの方は本当に多くて、「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違った」という悩みを抱えている方、特に男性の方にたくさんいらっしゃいます。
「えっ、やりたいことを考えよう!ってキャリア講座で言われたんですけど?」「キャリアセンターのスタッフから、何度もあなたのやりたいことは何ですか?って聞かれて、一生懸命考えたのに・・・」「やりたいことがなかったら、就職先なんてみつけられなくないですか?」そんな風に疑問に思われる方も多いでしょう。
問題は「やりたいこと」の部分ではなく、「探してしまった」の部分です。「やりたいこと」は「探すもの」ではありません。「見つかる」ものです。
子供の頃、自分からやりたいと言い出したわけではないけれど、親に勧められて通ったスイミングスクールで、他の子供たちを圧倒する上達でどんどんクラスがあがったら、だんだん楽しくなってきてハマってしまった、というような経験をしたことはありませんか?
ほとんどの人は、「頭で考えてやりたいことを決める」のではなく、「気がついたらやっていた」「気がついたら多くの時間を割いていた」と言う状態になれるものが「やりたい」ことです。
では、「やりたいこと」がぱっと思いつかない方は何を基準に就職先を選べばいいのか。それは「できること」をすることです。自分が苦労を感じずできること。負荷を感じずにすむ環境。志望動機をひねり出すためにむりやり「やりたいこと」を考え出す必要はありません。
第二位「商品やサービスを基準に会社選びをした」
例えば食品メーカーなら、「お客様に商品のご案内をする仕事ですよね?」という漠然としたイメージしか持たず、「ほとんど一日営業車に乗って、納品をする仕事」、「デスクワーク主体で、システムで納品管理をする仕事」、「食品卸商社とのシビアな値段交渉をする仕事」といった具体的な仕事内容についてはまったくノーイメージで入社してしまうと、入社後にミスマッチが起こってしまいます。
このパターンの方が失敗する理由はシンプルです。「仕事内容がよくわからないまま入社してしまった」ケースが非常に多いです。
第一位の理由と同じく、「自分にできること、それによって評価してもらえる仕事は何だろう?」という視点で改めて仕事研究をしてみましょう。
第三位「就活がイヤで、とにかく最初に内定をくれたところに入社」
このパターンの方は、「もう少し頑張ればよかった・・・」という後悔を抱えているケースが多いです。
周囲に、「大変だけど、仕事おもしろいわ!」というモチベーションの高い友人がいたりすると、急に自分の仕事に自信がもてなくなったりすることがあります。
今勤めている会社の仕事内容に不満はないけれど待遇に不満があるのなら、あせらずじっくり時間をかけてよい条件の会社の求人が出ないか、どういう会社に待遇のよい条件が多いのか、いくつかの転職サイトに会員登録して定期的にチェックしてみるところからはじめてみましょう。
辞める?辞めない?「新卒の就職に失敗したな...」と思った時 まとめ
いかがでしたか?新卒の就職に「失敗したな...」と考えている方が次に「失敗しない」唯一の方法は、「新卒の就活のときに失敗した理由をしっかりと把握すること」であることをご紹介させていただきました。
新卒採用の時と違い、転職活動には「○○年4月入社」という明確なゴールはありません。まずはじっくりと「新卒の就活のときに失敗した理由をしっかりと把握すること」からはじめてみませんか?
転職市場が好調な今、在職中に転職サイトや転職エージェントに会員登録して転職活動を行えば、大きな不利なく「経験不問・第2新卒OK!」の転職先を探し出すことができますよ!
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