残業のない会社よりも、マトモな残業ができる会社の方が働きやすい!?
「残業狩りはやめてくれ! 」の悲痛な叫び
最近、「ノー残業デーの導入」「20時一斉消灯」「残業の原則禁止」など、長時間労働を是正しようとする動きが活発ですよね。もちろん、過労死につながってしまうような長時間労働は是正されていくべきです。
しかし、密かに「残業狩り」がツラい…という声があちらこちらから上がっていること、ご存知でしたか?
月に30時間時間分もらえていた残業代が…
頑張ったら頑張った分だけ返ってくる 「残業代」。
30代~40代の「いちばんお金がかかる世帯」の方であれば、残業代も生活費として織り込み済みで家計が設計されている、という方もたくさんいらっしゃいますよね。残業削減で最も生活への影響が大きいのはこの世代層です。
なかには、「毎日終電レベルまで残業しているけれど、残業代なんて一度ももらったことがない」という話もありますが、もちろん違法です。そもそも「残業」とは、会社ごとに決められている「所定労働時間」を超えて働いた部分です。この「所定労働時間」を超えて仕事をしている場合は「時間外労働」と呼ばれ、会社は残業代を支払わなくてはなりません。
さらに、その残業が、1日8時間・1週間40時間の法定労働時間を超えた場合には、法律で決められた率よりも多い割増賃金を支払われる必要があります。「入社してから、一度も残業代なんてもらったことがない…」という方は、会社の就業規則や給与規程、入社時に交わした労働契約書などを確認してみましょう。
さて、この「残業代」、どういう計算式で算出されるかご存知ですか?
多くの会社で採用されている「1日8時間労働、週5日勤務」で、「月給25万円+扶養手当1万円+住宅手当2万円+通勤手当」をもらっているAさんを例に、残業代の計算方法をご紹介します。
▼基本の計算方法
残業代=1時間あたりの賃金×1.25×残業時間数
1時間あたりの賃金は、「月給(手当を除く)÷所定労働時間」で算出できます。週40時間を越えた残業については、25%の割増賃金が支払われます。
上記の例だと、25万÷8時間×21日=1488円がAさんの「時給」ということになります。
もし、Aさんが月に30時間の残業をしたとすると、1,488円×25%割増×30時間=55,800円の残業代が支給されることになるのです。
「来月から、残業禁止ね!!」といきなり通知され、毎月だいたい5万円前後もらっていた残業代が0になる…しかも、「残業なくなったんだから飲みに行こう」なんてお誘いが増え、出費は増えてしまった。そんな環境では「残業なくなって大喜び!!」という訳にはいかない、という方が多いようです。
「結局しわ寄せは社員にきてる!!」
「暇で楽な仕事で働いて気楽に生きていく」ことをおすすめしている当サイト。
「残業がない」ということは、当然「暇で楽」な点に入ってきますが、「残業がない代わりに、所定労働時間内は分刻みのスケジュールに追われて、同僚とちょっとした雑談をする暇もないくらい殺伐としている」としたら、どうでしょうか?
実は今、「残業禁止の大号令がかかっていて、『効率よく!無駄をなくそう!!』のスローガンで、従業員が疲弊しているケース」が急増中なのです。
【ケースⅠ】残業削減の施策の一環で夜8時に一斉消灯
照明や空調が止まり、社内の環境は最悪。それでも、「明日訪問するお客様への企画書がまだ出来上がっていない」「来週のシステム稼働に間に合わせようと思ったら、人工が足りない」「役所に提出する資料にミスが見つかった」などなど、「どうしても今夜中に終わらせなければ!!」って仕事が発生すること、ありますよね?
社内仕事なら「スイマセン」で通っても、クライアントさんに「ウチの会社、残業禁止なので」なんて言うわけにはいきません。
ちょっと前まではデスクの照明とPCは動いたので、とりあえず仕事はできたんですが、最近ではビルの出退管記録を取られるようになって、社内に残れなくなりました。狭いワンルームでPCもない自宅では、持ち帰り仕事もできません。結局、会社近くのレンタルオフィスやシェアスペースを自腹で借りて仕事しています。正直、自由に残業させてくれていた昔のほうがよっぽど楽でした…。
【ケースⅡ】残業ゼロを目指すことにより日中が落ち着かなくなる
ウチはアパレルです。基本的に営業時間がありますが、在庫管理や商品入れ替え、掲示物の準備など、営業時間には作業しにくい仕事があり、閉店後に残業して行なっていました。とはいえ、閉店後1時間程度の作業でしたし、たまの棚卸しなんかはみんなでワイワイ差し入れなんか入ってやるイベントみたいな感覚で、「コレで来月はちょっとお給料が多いな!」なんて、むしろ喜んでやっているくらいのものでした。
それが、最近の「労働環境の見直しブーム」で、急に「残業ゼロを目指して、日中の隙間時間の有効活用、無駄な作業の洗い出しをしよう」なんてことが始まっちゃったんです。いきなり今月から残業ゼロね、って言われても…お客様との「日常会話」も売上を上げるための大切なコミュニケーションなのに、なんだか「無駄話をするな」的な指導が入って、正直やってられません。
【ケースⅢ】残業削減の影響で社内の空気が険悪なムードになってしまった
残業削減運動が始まって、真っ先にやり玉に上がったのが「煙草休憩」。
いままではみなし残業制で、残業してもしていなくてもみんな同じ、一定の残業代が出ていたので、就業時間中にタバコを吸いに行っても、ちょっとコンビニに買い物に行っても、誰にも何も言われませんでしたし、昼休憩がちょっと店が混んでいて遅れても問題ありませんでした。
いい感じの「ゆるさ」があって、でもやるときはやる、っていう社風が好きだったんです。
それが、社長が交代して新しい経営陣になってからは「みなし残業制は効率が悪く、残業時間が増加するので廃止」にしてしまったんです。給料はもちろんその分45,000円も減りました。
それから「15分もタバコで席外しといて、その分残業代もらうつもり??」みたいな空気になっちゃって…。給料も下がるし、踏んだり蹴ったりです。
次に狙うべきは「マトモな残業ができる会社」かも!?
一言で「残業がない」だけでは、あなたにとっての「良い会社かどうか」判断するのがとても難しくなっています。
毎日終電、という状態は論外として、「週に2~3日、2時間くらいの残業をする時があるけれど、残業するかしないかは自分で決められるし、その分きっちり残業代も支給されるから、来月はちょっとお小遣いピンチだし今月頑張っておこう!という状態がモチベーションも上がっていいんだよね。」という方も増えつつあります。
今働いている職場で「残業狩り」にあってしまい金銭的にツラい…という方は、転職サイトや転職エージェントに登録をして「マトモな残業ができる会社」への転職・再就職を考えてみてください!
参考:転職する・しないを迷ったら「お試し転職活動」をしてみよう
転職サイト
転職支援サービスへは、1つでも多く登録しましょう。多ければ多いほど仕事に就けるチャンスが広がり、より良い条件の求人情報を手にする可能性が高くなります。
1位 リクナビNEXT
- リクルートが運営しており転職者の80%が利用する怪物サイト
( 10 / 10点満点中 ) |
会員数 | 670万人 | 週更新 | 1,900件以上 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | サービス | スカウト等 |
会員の2人に1人が利用しているスカウトサービスも大きな魅力!プライベートオファー機能へ経歴を登録しておけば、目的の会社や提携エージェントから個別オファーを受け取れます。
2位 はたらいく
- リクルートが運営する『地域密着をテーマとした転職サイト!』
( 8 / 10点満点中 ) |
会員数 | - | 週更新 | 700件以上 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | サポート | スカウト等 |
3位 JAIC
- 既卒、第二新卒、大学中退、フリーター、ニートの強い味方!
( 10 / 10点満点中 ) |
会員数 | 7万人 | 求人件数 | 60,000件 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | サービス | 高い内定率 |
転職エージェント
1位 リクルートエージェント
- 転職成功実績 業界No1!累計約35万人以上の転職実績!!
(10 / 10点満点中) |
会員数 | 45万人 | 求人件数 | 170,000件 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | 特徴 | ダントツNo1 |
2位 パソナキャリア
- パソナキャリア経由で転職した方の67.2%以上が年収アップ
( 9 / 10点満点中 ) |
会員数 | 25万人 | 求人件数 | 25,000件 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | 特徴 | 非公開求人 |