転職活動で失敗しない「よい妥協と悪い妥協」の見分け方
「妥協しすぎ」「妥協しなさすぎ」転職的には両方NG!
「なかなか内定が出なかったから、つい焦ってはじめて内定をくれた会社に条件をよく確認しないまま入社してしまった…」
「その年齡ならコレくらいの会社が妥当なところですよ、と転職エージェントに言われて、そんなものかなと受け入れてしまった…」
転職活動で妥協した結果、「転職活動に失敗した」という話、よく聞きますよね。
前の会社のほうがよかったかも…もう一度はじめから転職活動をやり直したいけれど、すぐ辞めるとなると次の条件が更に悪くなるかもしれない…こんな状況は避けたいものです。
逆に、「妥協しなさすぎて転職活動に失敗しちゃった」というケースもあります。
「目標としている年収に10万円届かなかったから、もっといい会社があると思って最初の内定を蹴ってしまった。その後にくるオファーは、全部最初の会社より年収が低いものばかり…」
「年間休日にこだわって転職活動したけれど、入社してから有給がまったく取れない会社だった…。こんなことなら仕事がおもしろそうだった、年間休日が3日少ないからやめた別の会社にすればよかった」
妥協しなさすぎも、妥協し過ぎもNGな転職活動。
あなたにとって「よい妥協」と「悪い妥協」の見分け方、お伝えします!
参考:仕事選びのポイント
あなたの最優先事項は本当に「ソレ」ですか?
「転職するにあたって、一番優先したいことは何ですか?」転職エージェントでよく聞かれる質問です。
給与、休日数、仕事内容、楽さ、暇さ、勤務地、福利厚生…人によって優先順位は異なります。ここで答えがちなのが、「前職で不満に思っていたこと」です。職場に一切の不満がない人は、転職希望者にはそう多くはありません。
▼転職希望 加藤さんの場合
前職は、とにかく残業が多い会社でした。それも自分の仕事というよりは、会議や商品説明会などの予定が定時よりもあとに設定されていて、当然参加しなければなりませんでした。自分で残業を減らせるように工夫する余地もなくて、毎日会社から出るのは22時すぎ。食事をして家に帰ったらもう寝るしかない、という生活が本当にイヤになったんです…。
次はもっと、自分の時間がもてる会社がいい。そう思って転職活動を始めました。とはいえ、前職の仕事そのものは気に入っていたんです。お客様との付き合いも長くて、ほとんど自分が開拓して育ててきたお客様ばかり。営業っていう仕事は向いていると思っていました。
だから、転職エージェントのキャリアカウンセラーにお願いしたのは残業がないこと、営業の仕事であること、給与は大きく減らなければOkという希望を出しました。今回入社した会社は、確かに条件にぴったりな会社なんです。残業は繁忙期でもせいぜい月に20時間程度、毎日定時で帰ろうと思えば帰れる仕事です。
ただ、仕事内容に関しては、後悔しています。ルート営業ではありますが、ほとんどお客様と顔を合わせることもなく、毎日定期的に入ってくる注文FAXに対応して、商品をお届けするだけの仕事です。
そりゃ、残業も会議もないですよね。前職のお客様との熱いやりとりが懐かしいって思ってしまうのは、「残業がなくて、そこそこの給料なんてすごい!」って舞い上がってしまった「妥協」のせいなのかもしれません。
【加藤さんの場合】
加藤さんの場合は、「自分が仕事をする上で本当に大切なことはなにか?」ということを冷静に考えられなかったためにおきてしまった「妥協」です。
加藤さんは残業そのものが嫌だったわけではなく、自分で残業時間をコントロールできない状態がストレスでした。「残業をしている人も多いけれど、業務量は各個人の裁量に任されている。結果に対しては報酬で報いる」という会社だったら、加藤さんは今頃もっとイキイキとお仕事ができていたかもしれません。
残業のない会社よりも、マトモな残業ができる会社の方が働きやすい!?
転職する際の最終決断、まわりの人の意見に流されていませんか?
誰にも相談せずにこっそり転職活動。独身・一人暮らしの方なら珍しくありませんが、同居する家族がいる、ましてや一家の大黒柱だとしたら、なかなかそうもいかないですよね。
働き方は家族にも大きな影響があること。もちろん家族はあなたを支える味方でもありますが、「家族の希望」を優先するあまり、あなたの希望を妥協していること、ありませんか?
▼転職希望 佐藤さんの例
二人目の子どもが産まれたころから、妻が「もう会社を辞めて、専業主婦になりたい。それが無理なら、私の実家のそばに引っ越して、育児を父母に手伝ってもらいたい。もう体が限界」と相談されるようになりました。確かに二人の子どもを抱えて、片道1時間半の通勤を乗り切るのはしんどいだろうな、そう思いました。
とはいえ、僕1人の給料だけではこの先の教育費を考えたら不安。引越しするとなると、彼女の職場は多少近くなりますが、僕の通勤時間は軽く2時間越えてしまう。それで転職を考えるようになりました。
彼女の実家近くから通勤1時間程度の会社、それが転職の条件だったんですが、案外難しかったです。というのも、僕はちょっとニッチなIT技術職。同業のほとんどは都心のオフィス街で、地方都市には求人自体少ないんです。それでもなんとか、中堅どころのメーカーへ転職しました。
今までの経験を買われての転職だったはずですが、どうしても会社のメインの仕事ではありません。ニッチなIT技術職であるがゆえに、僕がすでに責任者状態で技術的なレベルアップも難しいのが現状です。他に選択肢がなかったとはいえ、妻から育児休暇が明けるまでに転職先を決めてくれって言われて、正直焦って決めてしまったことを少し後悔しています。
【佐藤さんの場合】
佐藤さんの例は、「自分でタイムリミットをコントロールできなかった焦り」からの「妥協」です。
「あの人があんなことを言わなければ」という思いは、あとで後悔につながる可能性が高くなります。最終決断は自分でしたのだ、ときちんと納得できるか考えて決めましょう。
これは良い妥協?悪い妥協?結局どうやって判断すればいいの?
考えてほしいことは一つだけです。
「その妥協をした時に、最悪のパターンが発生するリスクを受け入れられますか?」ということを考えてみてください。
実例に登場してもらった加藤さんなら、「会社の仕事内容は、やりがいはあまり感じられないかもしれない。給与も成果報酬的なところではないので、今後も伸びは少ないかもしれない。万が一そうだとしても、毎日定時に帰れることが優先だろうか?」と考えてみる。
そのうえで、「これからは趣味の◯◯に時間を使っていきたいし、結婚を考えている彼女と共働きして生活できるように残業が少ない会社のほうが、世帯収入は多い。問題なし!」と思えればそれは「よい妥協」になります。
妥協した結果のリスクがまったく思いつかないときは、その会社、その仕事に関しての情報が足りないことが多いです。
「こんなはずではなかった」という後悔は、「悪い妥協」の結果。最悪のパターンを想定しても、「それでもコッチがいい!」と思えることだけ、「妥協」してくださいね!
元転職エージェント社員が語る『ワンランク上の会社に転職できるコツ』
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