パワハラ上司の特徴と対策

パワハラ上司の特徴とは

世の中には『理不尽なことばかりする』もしくは『仕事をわざと教えない』、『部下に対する無視や嫌がらせをして精神的苦痛を与え楽しんでいる』数多くのパワハラ上司が存在しています。

そのようなパワハラ上司のターゲットになってしまうと、長時間のお説教をされたり、ネチネチと細かいことまでチェックされたり、嫌な仕事を押し付けられたり、暴言ばかり浴びせられたり、仕事のやり方を強制させられたりと日々辛い思いをすることにもなりかねません。

このようなパワハラ行為に合わないためにも、パワハラ上司の特徴を知ることが大切です。ここではパワハラ上司の特徴について詳しくご紹介させていただきます。

参考：うつ病の兆候を早く見極めよう

　　【知っていると楽になる！】仕事の理不尽を飲み込む4つのコツ

パワハラ上司の特徴と対策

パワハラ上司になりやすい人に見られる傾向

・上下関係に敏感で、上の者は尊重するが下の者には強い態度に出る。

・人それぞれに価値観の違いがあることや感じ方の違いがあることを理解していない。

・自分とは違う考え方を認められず、自分のやり方を周囲に押し付ける傾向がある。

・ストレス解消に他人の悪口をいう。

・人の幸福に対して嫉妬することが多い。

・多数派が優遇されるのは当然だと考えている。

・感情をぶつけやすい相手にだけ威圧的な態度をとる。

・嫌悪感や嫉妬などを隠さずにぶちまける。

・ハラスメントを受ける人にもハラスメントを受けるだけの原因があると考えている。

・何か問題が合ったときに自分の保身ばかりを考える。

・女性をからかうようなジョークは職場の潤滑油だと考えている。

・フルタイムで働けない人は周囲に迷惑をかける存在なので、特に配慮する必要はないと考えている。

・自分にとって嫌な忠告は受け入れない、聞く耳を持たない。

・仕事のやり方を教えてくれない。

・パワハラやその他ハラスメントに関する知識が不足している。

・精神的に参っている部下の気持ちがわからない。

・具体的な指示をせずに、仕事を丸投げする。

・部下の手柄を横取りしたり、自分の失敗の責任を押し付けたりしたことが一度でもある。

・部下のキャパシティを考えずに、無茶な要求をすることが多い。

などの傾向が見られます。

これらの特徴がある上司が近くにいる場合、パワハラ上司になる可能性が非常に高いため要注意してください！

パワハラ上司のタイプ別の例

1. 自分には甘く、他人には厳しい系のパワハラ上司

このようなタイプのパワハラ上司は、部下がたてた手柄は自らが率先してやったように見せかける人が多いのが特徴です。

例えばこのようなパワハラ上司です。

「とにかく理不尽。手こそ出しませんが営業ノルマ未達の部下に対する恫喝、罵倒がひどい。自分のミスは、部下のミス。部下の手柄は、自分の手柄という考え方です。提出する報告書や見積書のミスにも過剰なまでに反応し、これまでこのパワハラ上司に泣かされてきた部下は何十人といます。」

このタイプのパワハラ上司は、自分は休憩ばかりしているにも関わらず、部下の能力を考えずに無茶苦茶なノルマや過度の労働を要求しがちです。また、叱るときも自らに火の粉が飛んでくることがないように、ネチネチと会社の就業規則に沿って叱り、部下の逃げ場をなくして人格攻撃をして追い込んでいきます。

2.　体育会系のパワハラ上司

営業職やノルマがある会社に多いパワハラ上司です。体育会系のノリのため挨拶はもちろん、礼儀や縦関係にも厳しいのが特徴です。このようなパワハラ上司の中には、ノルマを達成できない部下に対して言葉の暴力や無視、暴力をふるう上司もいます。上司の根本的な考え方として、気合いや根性があれば何でもできると思っている人が多くため、性格が大人しい方や人付き合いが苦手な方、体育会系の部活に入っていなかった方などは苦手と感じるかもしれません。

3.　ヒステリック系のパワハラ上司

女性が活躍している職場に多いパワハラ上司です。パワハラ上司の性別は、女性が多く女性特有のヒステリックな言動や行為に苦しめられている方が多数います。特徴としては、甲高い声で怒鳴り散らしたり、ネチネチと同じことを何度も何度も注意されたりします。

4.　理論武装系パワハラ上司

理想武装系のパワハラ上司は、会社の就業規則や労働基準法、社会のルールなどを把握したうえで理詰めのパワハラ行為を行ってきます。そのためこのような上司にロックオンされると、いい加減な行為や中途半端な言動は全て揚げ足を取られる要因となってしまうため、日々ストレスを抱えながら仕事をしなければならなくってしまいます。

このようなタイプのパワハラ上司は、パワハラ対策が非常に難しいことも想定されるためロックオンされないように十分注意しましょう。

5.　仕事を教えてくれないパワハラ上司

仕事を教えてくれないパワハラ上司に巡り合ってしまうと、何も具体的な指導を受けていないにも関わらず、ミスをすれば激怒されるという理不尽な思いしなければなりません。

このような上司に巡り合ってしまったら、空いた時間を見つけて上司とコミュニケーションをとったり、別の先輩や他の上司に相談をしたりするなどして状況の改善につとめてみましょう。

参考：パワハラ被害度をチェックしてみよう
　　　パワハラされやすい部下にも特徴があるの
　　　うつ病になるまで我慢しないで！
　　　油断大敵！ストレスからくる病気
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パワハラ上司への対策

パワハラ行為を日常的に繰り返すパワハラ上司に対して、一人で立ち向かうことは非常に厳しいのが実情です。そのため以下でご紹介する方法で対策してみてはいかがでしょう。

1.相手と同じ土俵に立たない。

2.表面上は従順なフリをしてパワハラ行為をICレコーダーなどへ録音保存する。

3. 職場全体で協力できる場合は、周囲の同僚や関係者を味方につける。

4. ブラック企業で会社へ訴えても意味がない場合は、相談機関を活用する。

5. 同業、異業種を問わず社外の友人や知人、関係者、弁護士、NPO法人などと交流を持ち情報交換を行う。

6. 悩みを自分一人で抱えず、うつ病や過労自殺という最悪な結果となる前に積極的に相談する。

7. 公務員であれば、市会議員や県会議員などの有力者に対して働きかけてもらい上司に圧力をかける。

8. 中立の第三者を味方につけ記録や目撃をしてもらう。

9. 正面から反論すると角が立つため、人事部や相談機関に仲介してもらう。

10. 対策が法律違反とならないように、事前に無料相談の弁護士に相談しておく。

11. 冷静沈着に焦らずに対策する。

12. 言い逃れできない状況や証拠を数カ月程度集める。

参考：パワハラを受けたときの解決法
　　　セクハラを受けたときの解決法
　　　パワハラに対する疑問点を解決しよう
　　　相談機関を利用してブラック企業の劣悪な職場環境に立ち向かおう

パワハラ上司の特徴と対策　まとめ

パワハラ上司の特徴と対策について詳しくご紹介させていただきました。パワハラ上司の悪質な行為に対して我慢していると、うつ病や過労自殺の原因になってしまいかねません。そのためご紹介したような対策を講ずることをおすすめします。

頭のおかしいパワハラ上司やブラック企業などによっては、このような対策法をとっても軽くあしらわれてしまう可能性もあります。また、対策法を取ることによって職場内に居づらくなることも考えられます。

よって、面倒なことは嫌だ、これ以上パワハラ上司の近くで仕事をしたくない、パワハラ上司と一緒に仕事をしていると腹が立ちすぎてムカつく感情が湧く、裁判になり多大な時間と労力・費用を使いたくないという切実な悩みを抱えている人であれば、暇で楽な仕事へ転職・再就職をすることを考えられることを打開策の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

暇で楽な仕事であれば、肉体的に楽な仕事や精神的に楽な仕事、単純な仕事、暇な仕事などがあるため精神的にゆとりある環境で働くことができます。また、上司もそのようなゆとりある環境のため穏やかな人が多く、パワハラ上司なども少ない傾向にありますよ！

参考：油断大敵！ストレスからくる病気

　　　なるべく早く、暇で楽な長く続けられる仕事を探そう

　　　世間体を気にしすぎてはいけない

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