女性のお悩み事解決!
女性が就職・転職・再就職を考える時に抱える悩みは何か・・・
○若い時に転職・再就職を繰り返すと評価が下がるのでは?
○中高年になってしまったけど転職・再就職できるの?
○女性特有(結婚、出産など)の人生プランを面接時に伝えたら就職の際に不利なの?
などのお悩みに答えていきます。
若い時に転職・再就職を繰り返すと評価が下がるのでは?
本当は、新卒時にご自身に向いている会社を探し勤める事が一番です。しかし、なかなか世の中上手くいかないのが現状です。
現代社会においては、ひとつの会社にずっと勤めているよりも、転職経験者の方が多くなってきており、様々な職務経歴を持っている人も増えています。
一番大切なのは、退職回数よりも、退職理由です。
あなたがなぜ?以前勤めた会社を辞めたのか。そして、どのような理由があってこの会社に勤めたいのかを面接時などにポジティブで明確な理由を答えることができれば、採用される可能性はかなり上がります。
これまでの経験で得たものを次の職場でも活かす姿勢や態度が重要です。
なんとなく辛かったからや向いていなかったから、人間関係が嫌だったからなど極力ネガティブな印象を持たれないようにしましょう。
中高年になってしまったけど転職・再就職できるの?
転職・再就職をするならば35歳までにしないと、それ以降は求人が減り、転職・再就職が厳しくなるとされています。しかし、最近では35歳でも沢山の求人が紹介されていますし、いままでのように年齢を気にしすぎる必要もなくなってきました。
それでも中高年の方への求人数は、若年層に比べて少ないのは事実です。
しかし、あなたのいままでの経歴、実績、そしてその年令だからこそ求められる求人、職種、職場などは必ずいつの時代も存在します。
大切なのは、あなたの『価値』に気づくことです。誰でも人と違う特技や良い所があります。10年近く同じような仕事に勤めれば必ず他の人にはない価値があるはずです。『その評価される価値に気づく能力』ことがあなたにとって必要なことなのです。あなたの付加価値を認識しそれをいかに労働市場に売り込むかが大切なのです!
そして、それらの価値をわかってくれる中高年向けの求人情報をいち早く入手し、その中であなた自身がその情報の取捨て選択を行い、あなたの付加価値を最大限評価してくれるところに就職すべきです。
それが暇で楽な仕事であればあなたもよりゆとりを持てるでしょう。
その結果、たとえ失敗しても恋愛と同じように臆病にならずにいかに場数をこなすかが重要です。それを教訓に学習し、次回はさらに賢く立ち回ればよいだけなのですから。
女性特有(結婚、出産など)の人生プランを面接時に伝えたら就職の際に不利なの?
結婚や出産など女性特有の悩みを伝えると、中小企業などを中心に就職・転職・再就職には不利になってしまうケースがありました。
男女雇用機会均等法などが制定され、女性が社長の会社もたくさんあります。そのような不利も以前に比べて目立ちにくくなってはいますが、まだ過渡期であるといえるでしょう。
しかし、結婚や出産の時期が明確に決まっているのであれば、採用後のトラブルを避けるために予定を伝えてしまったほうがよいでしょう。
事前にそのようなことを会社に伝えていれば、結婚・出産後でも女性が働けるのであれば対応することができます。また、どういう形が働くのが一番良いのかなどについても話し合うことができます。
家族のサポートや周りのサポートは得られるかなど、企業側が考えられる限りの不安点の対処法を具体的に面接時に伝えることができれば、結婚や出産を控えているからといって不利になることはありません。
※面接時に面接官から女性特有の問題に対して質問をされた場合は、面接官の目的、意図を汲みとってください。採用したいからこそ女性特有の質問をする場合もあります。そのため短い面接時間でありながらも、信頼できる面接官であるかを見極めることも大切です。
女性が出産のために会社を休む場合、何らかの保護はあるの?
女性の出産については、法律より様々な点で保護されています。男女雇用機会均等法の制定により、女性の働きやすい環境を国が後押ししているため、出産により仕事を辞めることなく仕事と家庭の両立を目指すことができるのです。
出産前後の主な女性の保護内容
1. 有害業務の禁止
会社は、妊産婦(妊娠中及び産後1年を経過しない女性)を、重量物を取り扱う業務や有害ガスを発散する場所における業務に就かせてはなりません。
2. 深夜労働等の制限
妊産婦が請求したときは、会社は時間外労働や深夜労働等をさせてはなりません。
3. 保健指導・健康診査の時間等
産前・産後の母子健康審査や医師の指導を受ける時間を確保することなどを会社に義務付けています。
4. 出産手当金
出産手当金は、健康保険から出産のため働かない期間のうち、産前42日(多胎妊娠の場合98日)及び産後56日についての賃金が支払われます。
出産手当金で貰える金額は「日給の2/3×産休日数」です。日給は、月給を30日で割った金額で「標準報酬月額」によって算出されます。
※出産手当金は、一定の要件(健康保険に1年以上加入しており、出産のため仕事を休み、その間賃金が支払われていないこと方)に満たしている場合に支払われます。
5. 育児休業給付
雇用保険に加入しており一定の要件に該当するときは、子どもが1歳になるまで、育児休業給付が支給されます。
育児休業給付の支給額は、
・育児休暇開始~180日目:月給の67%
・育児休業開始から181日目以降:月給の50%
となります。
※育児休業給付が適用される要件
【1】雇用保険に加入していること。
【2】育児休業前の2年間のうち、1ヶ月に11日以上働いた月が12ヶ月以上あること。
【3】育児休業中に、勤務先から1ヵ月に月給の8割以上のお金を貰っていないこと。
【4】休業日数が対象期間中に毎月20日以上あること。(※終了日を含む月の場合、1日でも休業日があればOKです。)
【5】育児休業後に働く意思があること。
6. 育児休業
産後、子どもが1歳になるまでの期間、一定の要件を満たす場合に育児休業を取ることができます。
※育児休業が適用される条件
【1】同一事業主で1年以上働いている。(日々雇用される者を除く。)
【2】子供が1歳になっても雇用されることが見込まれる。
【3】1週間に3日以上勤務している。
【4】期間雇用の場合は、子供が1歳になってからさらに1年以上あとまで契約期間があること。
7. 健康保険料・厚生年金保険料の免除
育児休業期間中の健康保険料・厚生年金保険料は免除されます。
女性が結婚後や産後に再就職するコツは?
結婚後や産後に、一定以上のブランク期間があり、再び再就職を希望する女性の方が増えてきています。結婚後や産後の再就職を成功させるために重要なのが、ブランクがあっても応募する会社で十分な力を発揮できるということを面接時にアピールできるかが大切です。
会社側は、結婚後や産後のブランクの影響で自社の労働条件で末永く働くことができるのかを不安に感じています。特に子どもがいる方は、会社から残業や休日出勤を求められた際に周囲の協力(主人や家族関係者など)を得ることができるのかを事前に確認しておきましょう。
現在は残業や休日出勤ができなくでも、周囲の協力を得て今後可能になる可能性があるのであれば、面接の場で現在できるよう努力をしていること、具体的に可能な時期を提示してください!
人事担当者は、応募者の個人の都合よりも、自社にとって利益になる人材か否かを判断しています。そのため個人的な事情を会社側に伝えすぎてしまうと、不採用の大きな要因になってしまうため十分に注意する必要があります。
そのためどうしても個人的な事情を解消することが困難な方は、いきなり暇で楽な正社員として働くのではなく、暇で楽なパートタイマーや派遣社員、契約社員として働くことも検討されることをおすすめします。
女性が結婚後や産後に再就職に成功するポイント
1. 前職の経験やスキルを、応募する暇で楽な仕事でも活かせるということを面接時にアピールできるように、活かせる経験やスキルを5つ程度考えておく。
2. 再就職への準備期間を設けて、スキルアップを図る。
3. 結婚後や産後のブランク期間をダラダラ過ごしていたのではなく、再就職へ向けて自己啓発していたのだということを上手く伝える。
4. 再就職にあたり将来のビジョンを明確にしておく。
5. 一人で悩みすぎずに、家族や友達、前職の関係者などに相談をして有益なアドバイスや理解を得る。
6. 家庭や子どもが第一のため、あまりにも無理な計画を立てすぎない。
参考:派遣会社比較ランキング