年をとってもできる仕事を今からはじめるメリット・デメリット
「年をとってもできる仕事」ってどんなものがあるの?
年金受給開始年齢が65歳より上がるかもしれないとか、年金の受給開始を遅らせると受給金額が最大42%増えるとか、そんなニュースを見ていると、「できるだけ長く働いている方が、安心なのかなあ…」なんて考えてしまうこともありますよね。
とはいえ、若いうちに、老後まで見据えた働き方を考えようとしても、いまひとつ実感がわかない、というのが正直なところではないでしょうか。
しかし「定年ぎりぎりの歳になってから老後について考える」よりも、情報は多いに越したことはありません。
「年をとってもできる仕事」にはいったいどんなものがあるのか、まずは知識として知っておきましょう。60歳過ぎてもできるお仕事のイメージが「アルバイト」や「シルバー人材センター」だけという方は、要チェックの記事ですよ!
60歳以上で働くことはそもそも可能なのか?
「60歳以上の高齢者は、どれくらい就労しているか」というデータはご存知ですか?
内閣府がまとめている「高齢社会白書」には、高齢者の就業についてのデータが複数まとめられています。最新版の平成29年度版から数字をご紹介していきましょう。
まずは、「60歳以上の就業状況について」です。何らかの仕事をしている者の割合を、5歳ごとにまとめています。
男性【55~59歳:89.7%】【60~64歳:72.7%】【65~69歳:49.0%】
女性【55~59歳:65.0%】【60~64歳:47.3%】【65~69歳:29.8%】
「おもったよりも、多くの人が60歳を過ぎても働いているのだな」と感じる方が多いのではないでしょうか。
「労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合」も年々上昇しており、2003年にわずか7%でしたが、2016年には13.5%まで上昇しています。
この数字は、若年層の労働力不足とも関係し、今後も伸びていくことが予想されます。
この中で特に気になるのは今までの経験をそのまま活かせる同じ職場での継続就労の状況ではないでしょうか。
「定年制廃止」、「定年年齢の引き上げ」、「継続雇用制度導入」のいずれかを義務付けたもの)の実施済企業の割合は99.2%となっていて、ほとんどの会社が対応済みという結果になっています。
また、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合も、すでに72.5%(108,086社)となっているため、「一部の有能な人しか雇用継続できないのではないか」という心配も、必要ない会社の方が多くなっています。
問題は、「今の仕事、長く続けられる?」ということ
60歳を過ぎても「とりあえず働くことはできそうだ」という数字を確認できたところで、問題は「今働いている仕事を60歳を過ぎても自分的に続けてもいいなって思えるか」ということですよね。
実際に職場に60歳以上の方が働いている職場なら、ロールモデルとして「こんな働き方なんだ」「コレくらいの体力があれば仕事を続けていられるんだ」ということを知ることができます。
しかし、企業規模や業種・職種によっては60歳どころか50歳以上の社員すらいない、という職場もたくさんありますよね。そのような会社の場合、「法律でそのように対応しなさいと決まっちゃったから、『再雇用制度』を一応用意したけれど、実際はどんな風に働いてもらえばいいんだろう・・・?」と考えているケースも少なくありません。
「実際に60歳以上の雇用者がいて、働き方を見ることができるかどうか」が大切です。
年をとってもできる仕事を今からはじめるデメリットとは?
今現在の職場環境について、「激務で、とても60歳を過ぎてずっと働ける気はしないけれど、今は年収も良いし、やりがいもある」と感じているなら、年をとってもできる仕事を今からはじめてしまうとやりがいや高い給与を捨ててしまうというデメリットが発生します。
20代から60歳まで、しっかりと給与を受け取ることが最終的に厚生年金の額に直結します。厚生労働省が2018年9月に発表した厚生年金平均支給額は147,872円。男性平均が166,120円、女性平均102,131円、夫婦2人(女性は専業主婦)だと221,277円、夫婦共稼ぎであれば268,251円~290,610円です。
もちろん現役時代に高給であれば、受給額もそれに応じて高くなります。「65歳からはゆとりある生活がしたい」という方は、「今」たくさん稼ぐことができる仕事で働くことをオススメします。
年をとってもできる仕事を今からはじめるメリットとは?
「ある一定の年齢を対象にしたお仕事」というものが存在します。例えば、マンションの住み込み管理人や、企業のハイヤーの運転手、フランチャイズのオーナーなどが代表的です。
「年をとってもできる仕事」に「みんなが一斉に退職するタイミングよりも前に」シフトすることで、ある程度の収入を65歳以降もキープできる可能性があることが、年をとってもできる仕事を今からはじめる最大のメリットといえます。
また、年をとってもできる仕事は、比較的勤務地が固定されることが特徴です。「地元で家を継がなくてはならない」「転勤できない事情が生じた」など、勤務地を固定して働きたい方にもメリットになります。
年をとってもできる仕事を今からはじめるメリット・デメリット まとめ
いかがでしたか?
60歳以降の就労環境や年をとってもできる仕事を今からはじめるメリット・デメリットなどについてご紹介させていただきました。
年をとっても働くことにより「やりがい」と「体を動かす習慣」「仕事仲間」を持ち続けられることができます。
給与も大切ですが、これら3点を感じられるかどうかが、「年をとってもできる仕事」に今からシフトチェンジするかどうかの最大のポイントです。
定年ぎりぎりの歳になって焦らないためにも、今働いている仕事が年をとっても働き続けることができるのかを今一度考えてみてください!
参考:60歳以降の働き方はキャリアダウンも選択肢の1つに入れよう
老後の「第二の仕事人生」におススメの仕事をタイプ別にご紹介します!
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