「天職」を見つけたいあなたへ、とっておきの2つの方法をご紹介！

「天職」って、そもそも何だろう？

毎日放送「情熱大陸」や、NHKの「プロフェッショナル～仕事の流儀」のようなドキュメンタリー番組に取材されるような、仕事やスポーツで一流の人たちは、きっと「天職」に出会えた人たち。

うらやましいけれど、どうすればあんな風になれるのだろう…？そんなことを考えたこと、ありませんか？

そもそも「天職」とは何でしょう。漢字の意味から考えると、「天から授かった職業」「天性に合った職業」といったニュアンスで使われています。

そして、多くの人が感じているのが、「天職と感じるような仕事に就きたいと思っているけれど、どうやってそれを見つけたらいいのだろう？」ということではないでしょうか。

「このテストをやると、あなたにピッタリの天職が自動で判定できます！」こんな夢のようなことは、残念ながらいまだにありません。

しかし、「自分なりに一生懸命になれるもの」を探すための参考となる方法が2つあります。

それは、「天職を見つけた人たちのストーリーから、自分がその仕事をしているところを想像する」「過去の自分から、どんな仕事に価値を感じるか考える」ということです。

参考：人にはそれぞれの適性がある

「天職を見つけた人たちのストーリーから、自分を想像する」

冒頭でご紹介したテレビドキュメンタリー「プロフェッショナル～仕事の流儀」では、スポーツ選手やミュージシャン、芸術家といった人だけでなく、さまざまな仕事でのプロフェッショナルを毎回ひとりずつ紹介しています。

・「清潔な空港」世界一に選ばれた羽田空港の清掃人、新津春子さん

家庭の事情により17歳で中国から日本へ移り住む。当時日本語が不自由で、学校にもなじめず、唯一日本語でコミュニケーションがうまく取れなくてもはじめられた清掃のアルバイトからこの道に入った。仕事をはじめて10年、清掃技能選手権で最年少“日本一”に輝いた。

・共働き家庭の食卓を支える料理専門の家政婦、タサン志麻さん

料理専門学校卒業後、15年間にわたって老舗フレンチレストランや三ツ星レストランで料理人としての修行を積む。2015年から家事代行サービスサイトでハウスキーパーとして「タスカジ」に登録、予約の取れない家政婦として人気になる。

・サイバーセキュリティ技術者、名和利男さん

海上自衛隊に入隊。護衛艦業務に従事した後、航空自衛隊で、信務暗号・通信業務／在日米空軍との連絡調整業務／防空指揮システム等のセキュリティ担当業務に従事。その後、国内ベンチャー企業のセキュリティ担当兼教育本部マネージャを務め、サイバーセキュリティ技術者として世界から注目される存在に。

・地方公務員、寺本英仁さん

生まれ育った地方役場に入職10年目、市町村合併で生まれ故郷の「町」が消滅。町の経済を持続させようと役場主体でネット通販に挑んだが、結果は惨敗。それをきっかけに、地域活性化の仕事にのめりこみ、今では「“食”や“地域おこし”に携わる仕事がしたい」という若者が集まる町へと発展させた。

多くの登場人物のなかから、4名をご紹介しましたが、彼ら、彼女らは決して「これが自分の天職だ」と思い、その世界に入ったわけではありません。むしろ、「挫折」といってもいいような経験をしている人もいます。「もう、自分には天職なんて見つけられないのでは？」という方に、ぜひ知っていただきたい方々です。

天職を見つけ出すためには、天職かどうかなど意識せず、目の前のお客様や仕事そのものに真剣に向き合えたかどうかが、分かれ道なのではないでしょうか。

「過去の自分から、どんな仕事に価値を感じるか考える」

肝心なのは、「どういう価値を感じたら、真剣になり続けることができるのか」ということです。ここで、「仕事（労働）の価値」を分類した研究をご紹介します。

アメリカの研究者スーパー氏は、「仕事の重要性研究」のなかで、人が仕事を通じて重要視する、もしくは必要性を感じる価値観を、14種類の労働価値として発表しています。

まずは、14の価値観それぞれをご紹介します。読み進めながら、

・自分にとって重要と感じるもの上位3つ
・自分にとって不要と感じるもの3つ

を考えてみてください。

【1】能力の活用：自分の能力を発揮できる
【2】達成：よい結果が生まれたという実感を持てる
【3】美的追求：美しいものを創り出せる
【4】愛他性：人の役に立てる
【5】自律性：他からの命令や束縛を受けず、自分の力だけで仕事を進められる
【6】創造性：新しいものや考えを創り出せる
【7】経済的報酬：たくさんのお金を稼ぐことができる
【8】ライフスタイル：自分の希望するスタイルの生活が送れる
【9】身体的活動：身体を動かすことができる
【10】社会的評価：社会的に、仕事の成果を認められる
【11】冒険性：わくわくするような体験ができる
【12】社会的交流性：いろいろな人と交流しながら仕事ができる
【13】多様性：多様な活動ができる
【14】環境：自分にとって心地よい環境で仕事ができる

1番から14番の各項目によっては、「こんなポイントを大切に思う人がいるの？」とびっくりしたものもあったのではないでしょうか。

それくらい、大切にするもの、不必要なものの組み合わせは人によって千差万別です。

大切なことは「過去、自分が何かに夢中になって作業を継続したもの」を想像しながら自分にとって重要だと感じる価値をさがすことです。

参考：世間体を気にしすぎてはいけない

転職＝天職につなげる方法

転職活動に置き換えれば、

「天職を見つけた人たちのストーリーから、自分を想像する」＝「仕事研究」、
「過去の自分から、どんな仕事に価値を感じるか考える」＝「自己分析」に当たります。

転職を考えている方は、まずご紹介した内容を参考に「仕事研究」、「自己分析」を行いましょう。

そして転職サイトや転職エージェントなどを利用して転職活動を行い、面接時に、

「自分の能力と、価値観を、この仕事でこそ発揮したいと考えました。そしてその理由は…」

こんな説明ができれば、あなたの「転職で天職」に出会える可能性がグッとアップすること、間違いありません！

自分がイキイキと仕事ができる天職を見つけることができれば、幸福感に満たされた日々と、満足できる一生を送ることができます。

「天職を見つけた人たちのストーリーから、自分がその仕事をしているところを想像する」「過去の自分から、どんな仕事に価値を感じるか考える」という2つの方法を参考に理想の転職先を探し出してみてくださいね！！

参考：やりたい暇で楽な仕事の見つけ方

　　　仕事選びのポイント

　　　転職する・しないを迷ったら「お試し転職活動」をしてみよう

　　　転職サイト・エージェント登録者数ランキング

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