インフラ企業

インフラ企業で働くってどういう仕事をするの？

インフラ企業の仕事は、電力やガス、水道、電話、鉄道、高速道路、航空関連、トンネル、橋梁、ゴミ処理場、湾岸施設、病院関係、インターネット関係、テレビ関係、ラジオ関係、石油関係、公共施設の管理関係などの会社に所属し、国民福祉の向上と国民経済の発展に尽くします。

仕事内容は、どの会社に所属して働くかによって大きく異なります。

インフラ企業は戦前までは、公務員や団体職員が主に働いていました。しかし、戦後以降は多くのインフラ企業が誕生し、民間人が維持・管理等を行っています。

インフラ企業は、民間企業でありつつも経営状態が安定している会社が非常に多いのが特徴の1つです。

なぜなら電力やガス、水道、鉄道、高速道路などのインフラは国民生活に欠かせないため、高い参入障壁が設けられており、他企業との競争がかなり緩やかだからです。そのため事実上その市場を独占していたり、寡占していたりするので、楽に働くことができる業界だともいえます。

万が一、経営状態が悪化しても業界内で大手のインフラ企業であれば政府や国からの援助が期待できます。（日本航空や東京電力のように）

インフラ企業は、福利厚生も充実しており、高給の仕事が多いため男女ともに安心して働くことができるホワイトな勤め先としておすすめできます。定着率も高く、年功序列制度で賃金も上がっていくため穏やかな気持ちで働き続けることができます。

また、働いている人の意欲向上や目標達成のための刺激策も充実しています。

例えば、

・社内公募制度や資格・技能検定の取得奨励制度

・国内留学制度、海外留学制度

・特別な成果に対する表彰・報奨制度

などの諸制度がある会社が数多く存在しています。

働かれている年代は、20代から60代までと幅広い年代の方が活躍されています。近年はアベノミクスなどの経済政策により、インフラ企業の転職求人も増加傾向にあります。

勤務形態は、主に正社員や契約社員、派遣社員として働きます。

勤務時間帯や休みは、働き先によって大きく異なります。

インフラ企業は、働いている人の意欲向上や目標達成のための刺激策が充実しており、資格・技能検定の取得奨励制度や社内公募制度、国内留学制度、海外留学制度、特別な成果に対する表彰・報奨制度などの諸制度がある会社が多いです。

インフラ企業であれば仮に親会社に就職できなくても、小会社やグループ関連会社でも居心地の良い環境で働くことができる場合が多いため、働き先に悩まれている方はインフラ関連企業で働いてみることを検討してみてはいかがでしょう。

ホワイト企業も多く、暇で楽な働き先も多いため精神的に楽な日々を過ごすことができます！！

インフラ企業

暇で楽なインフラ企業に就職した正社員の1日の流れ（電力会社ダム管理事務所で勤務）

◆08：30～

・勤め先のダム管理事務所に到着。
上司や同僚に挨拶し、制服に着替える。

◆08：45～

・始業時間。

夜勤者との引き継ぎ実施。

◆09：00～

ダム管理事務所の中央制御室でダムの様子を監視する。

（計器等に異常がないか注意深く確認する。）

◆10：30～

・集中力を持って監視するためにも、交代しながら監視を行う。
（空き時間を活用してタバコを吸ったり、ジュースを飲んだりして気分転換を図る。）

◆12：00～

・12:00～13:00まで昼休憩。テレビや新聞をみて気分転換をする。
同僚と世間話をしたり、昼寝をしたりすることもある。

◆13：00～

・放流施設の設備点検を実施。
（あまりにも老朽化しているところがあれば、専門の業者に依頼し新品の部品に交換してもらう。）

◆15：00～

・休憩タイム。
（ストレス解消法を実施したりして仕事のストレスを解消する。）

◆15：30～

・気象予報データを確認しながら明日、今週、今月のダムの貯水率などを予測する。

◆16：00～

・貯水池周りのパトロール。
（周辺の不審物や異常箇所の有無を確認する。）

◆17：00～

・夜勤者と引き継ぎを実施。

◆17：25～

・業務終了。

暇で楽なインフラ企業で働く正社員の賃金など

年収（正社員）

給与の目安

勤務体系

インフラ企業の年収や給料の目安、勤務体系は、在籍する会社によって大きく異なります。下記に主なインフラ業界の平均年収を記載させていただきますので、ぜひ参考にしてください。

電力業界は平均年収689万円、テレビ業界は平均年収1012万円、電話・通信業界は平均年収614万円、携帯電話業界は平均年収923万円、航空業界は平均年収605万円、ガス業界は平均年収612万円、石油業界は平均年収801万円、高速道路業界は平均年収780万円、鉄道業界は平均年収569万円などとなっています。

暇で楽なインフラ企業の魅力的なところ

男女の年収格差が少ない仕事。

参入障壁が高いため、末長く安心して働くことができる。

平均年収が他の業種に比べて高い会社が多い。（インフラ企業は、元国営の会社が多いため年功序列制度が根強く残っており、35歳ぐらいから給料が跳ね上がることが多い。）

働き先によっては、暇で楽な環境で働くことができる。

定着率が高い会社が多く、育休や産休、年休が取りやすい。

定時で帰宅することができる会社が多い。

長期間、決まったことに取り組む職種が多いため、コツコツと継続して仕事に取り組むことができる方が歓迎される。

他の民間企業と比べると、経営基盤がしっかりしている会社が多いため圧倒的に会社が潰れる可能性が低い。

ある分野について独占していたり、寡占していたりする会社が多いため各社間の競争が緩やかな傾向にある。

福利厚生が充実している。（自社の電車割引、提携ホテルの大幅値引き、一等地の格安の社宅など）

基本的に年功序列で総じて居心地が良い。

休みが比較的に多い。他の業種と比べると好不景気の影響が少ない。

多くの人の生活に役立つ仕事のため、やりがいを感じながら仕事をすることができる。

女性が末長く働き続けることができる仕事。

ノルマがないもしくは比較的緩いところが多い。

マイペースで働くことができる仕事先が多い。

インフラ企業の多くは解雇規制がしっかりと守られているため、理不尽な解雇が少ない。

暇で楽なインフラ企業正社員の職場

電力会社に所属する地方のダム管理事務所や田舎の公園の管理人など

インフラ企業の時にキツイと感じるところ

20代、30代でないとなかなか就職することが難しい。

インフラ企業であっても、所属する会社によっては忙しい場合もある。

仕事上接する関係者のレベルが高いため、常に一定レベルの勉強が必要。

ルーティンワークの仕事先も多いため、技能や経験が身につかない職場もある。

最近では、電気やガス、通信料金の自由化などによって競争が生まれつつある。

全国各地へ転勤をしなければならない会社もある。

日本には多数の暇で楽なインフラ企業があります！！

電力関係（定着率が極めて高く、住宅手当などの福利厚生も充実している。）

東京電力ホールディングス、関西電力、中部電力、東北電力、中国電力、電源開発、九州電力、北陸電力、四国電力、北海道電力、沖縄電力、イーレックスなど。

ガス関係（平均勤続年数が20年以上の会社が多く、福利厚生が非常に充実している。）

東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、静岡ガス、京葉ガス、日本ガス、広島ガス、北海道ガス、大多喜ガス、北陸ガスなど。

電話・通信関係（大手主要企業は、平均年収800万円台と高額。）

ＮＴＴドコモ、日本電信電話（NTT東日本やNTT西日本など）、ＫＤＤＩ、ソフトバンクグループ、ＬＩＮＥなど。

鉄道関係（平均勤続年数が、他の業種と比べて極めて高い。）

JR東日本、JR東海、JR西日本、JR北海道、JR四国、JR九州、JR貨物、東武鉄道、京成電鉄、西武鉄道、京王電鉄、小田急電鉄、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、東京地下鉄、近畿日本鉄道、西日本鉄道、南海電気鉄道、名古屋鉄道など

高速道路運営会社（公共性・安定性が高く、平均年収800万円以上。）

東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路、本州四国連絡高速道路、首都高速道路、阪神高速道路、名古屋高速道路、福岡北九州高速道路など。

航空関連会社（大手航空関連会社は、平均年収800万円以上。）

ＪＡＬ（日本航空）、ＡＮＡ（全日本空輸）、スカイマーク、ピーチ・アビエーション、日本トランスオーシャン航空、北海道国際航空、スターフライヤーなど。

テレビ関係（大手テレビ局の平均年収は、1,000万円オーバーが当たり前。）

日本放送協会（ＮＨＫ）フジ・メディア・ホールディングス、日本テレビホールディングス、東京放送ホールディングス、テレビ東京ホールディングス、テレビ朝日ホールディングス、スカパーJSATホールディングス、朝日放送、中部日本放送、新潟放送、スカパーJSATHDなど。

石油関連会社（開発系や総合系の石油関連会社は、平均年収800～1,000万円と高い）

ＪＸＴＧホールディングス、出光興産、コスモエネルギーホールディングス、昭和シェル石油など

海運関係　（3社で日本の海運業界の90％のシェアを独占。）

日本郵船、商船三井、川崎汽船など

その他にも多数のホワイトなインフラ企業があります！！

安心して末長く働くことができる仕事先＝インフラ企業

インフラ企業は、安心して末長く働き続けることができる仕事として、公務員や大学職員、団体職員と同等レベルにおすすめできる暇で楽な仕事先です。

これからの時代は、ますますの競争社会が予想されます。また、人工知能（ＡＩ）の進化に伴って多くの仕事が失われていくことが確定的です。

そのため安心して末長く働きたい方は、水道や電気、ガスなどのインフラ企業で働いてみてはいかがでしょう。

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