タクシー運転手

タクシー運転手ってどういう仕事なの？

タクシー運転手とは、お客様をタクシーに乗せて、お客様の目的に応じて目的地まで安全に送り届ける運転手のことです。タクシー運転手には、個人で営業する個人タクシーと、タクシー会社に従業員として勤務している方の2パターンがあります。

全国で41万人ほどおり、法人タクシーは約37万人。個人タクシーは約4万人ほどです。

業務内容は、お客様をタクシーに乗車していただいた後に目的地を確認し、ルートをお客様に尋ねます。そして、安全に目的地まで運転をします。目的地に到着したら、お客様より運賃をいただき、乗務記録をつけます。

お客様を探す方法は、街中でタクシーを流してお客様を乗せる方法や駅などのタクシー乗り場でお客様を待つ方法、固定客を持ち固定客をメインに乗せる方法などさまざまな方法があります。

タクシー会社に従業員として働く場合、働く時間帯は3つのパターンがあります。

1. 毎日、昼だけ乗務する。

2. 最高２１時間通しで、一日おきに乗務する。（休憩時間含む）

3. 毎日、夜だけ乗務する。

タクシーの運転手になるには、学歴・経験は不要です。しかし、自動車の第２種運転免許を所持していなければなりません。第２種運転免許の取得を容易にするため、タクシー会社では、第１種運転免許を保有している人を会社に採用し、タクシー運転者への養成訓練を行っているところがあります。

タクシー運転手の年収は、固定給+お客様を乗せた額の一部の歩合給です。

お客様の数や距離に比例するため、運転手は様々な工夫を凝らして乗客確保を行っています。

志茂田景樹さんの息子さん、下田大気さんもタクシー運転手をしています。年収800万円オーバーを実際に稼いでおり、タクシー運転手としての体験談を綴った本まで出版しています。2015年には武蔵野市の市議会議員にもなり、多方面で活躍をしています。このように夢のある職業がタクシー運転手なのです。

より自由に、楽に働くことができるタクシーの運転手になるためには、タクシー会社の従業員として同一区域内で10年間働き（5年間無事故無違反）、個人タクシードライバーの資格を得て、独立をしてみましょう。

独立して個人タクシードライバーになることができれば、会社や上司の指示なく、自分の好きな日や時間に働くことができますよ。

※いち早く個人タクシー運転手になる裏ワザ

現在、個人タクシーを運転している方と友達や知り合いであれば、個人タクシーを引退される時に事業を譲り受けることも可能です。個人タクシー運転手としての権利を受け継ぐことができれば、経過年数がなくても個人タクシー運転手になることができますよ！！

暇で楽なタクシー運転手の1日の流れ（07:00～翌04:00）

◆07：00～　出勤

・出庫前点検（車の作動状況やオイル漏れがないかなどを確認する。）

◆07：15～　出庫点呼

・運転免許証、乗務員証、アルコールチェックの確認を行う。

◆07：20～　出庫

・駅構内や無線配車の営業をする。

・朝早すぎて眠たい時は、朝の休憩をすることも。

◆12：00～　昼の休憩

・公園の日蔭などに車を停車させ、ご飯を食べたり昼寝をしたりする。

◆13：00～　

・固定客をメインに乗せ売り上げを稼ぐ。

◆18：30～　夜の休憩

・人気のないところに停車させご飯を食べたり、昼寝をする。

◆19：30～　夜の営業活動

・飲み屋街を中心にタクシーを流してお客様を乗せる。

◆23：00～翌03:00　運賃3割増し時間帯

・終電が終わってからが勝負。長距離のお客様を乗せるよう努力する。

・無線配車も長距離のお客様が配車される可能性アップ。

・飲み屋街からも酒を飲んでいるためタクシーを利用されるお客様をゲット！

・売り上げがかなり上がってしまったら、仮眠するなど休憩することもある。

◆03：30～　車を洗車、燃料を入れる。

・ガソリンスタンドの洗車機を利用して洗車する。

・指定のＬＰＧスタンドへ行き、燃料を満タンにする。

◆03：45～　帰庫及び帰庫点検

事務所へ行き、アルコールチェック。乗務員証の返却、ＩＣカードを機械に通して運転記録日報をプリントアウトする。その後、未収書の処理をする。

◆04：00～　帰宅

暇で楽なタクシー運転手の賃金など

年収（正規社員）　　　　300万円から800万円程度

給与の目安　　　　　　　月収20万円～48万円程度

勤務体系　　　　　　　　昼だけ勤務、夜だけ勤務など

日本の大手タクシー会社

大和自動車交通株式会社、日本交通株式会社、帝都自動車交通株式会社、国際自動車株式会社です。4社の頭文字をとって、「大日本帝国」とも呼ばれています。

この4社以外にも日本各地には多数のタクシー会社ありますが、ご紹介したような大手のタクシー会社に入社することにより、タクシーチケットやプリペイドカードの利用するお客様をより多く乗せることができたり、専用乗り場を利用することができたり、ブランド力を活用することができるなどのメリットがあります。

暇で楽なタクシー運転手の魅力的なところ

働き方の自由度が高い。好きな時に休憩できる。会社を出たら自由。

年齢が高くても転職・再就職しやすい。

再雇用制度により定年が75歳のところもあり長く働くことができる。

最近は休みが多くなってきている。若い人でも実力があれば高年収になる。

人の行動パターンを読むことができれば高収入に近づくことができる。

ニッチな待ちポイントを発見できれば固く稼ぐことができる。

固定客がいれば毎月安定的に月収を稼ぐことができる。

夏場の暑い日、冬場の寒い日に車内にいることができる。

東京や大阪、名古屋などのタクシー運転手になることができればお客を見つけやすい。

要介護者や身体障害者など介護が必要な人を乗客とする介護タクシーの運転手になることも可能。

労働環境の改善に伴って女性のタクシードライバーも増えつつある。

タクシー会社によっては、会社負担で第２種運転免許を習得させてもらえる。

独身の方であれば、社宅に住みながら働くことも可能。

毎日運転することができるため、運転好きな方にとっては天職ともいえる職業。

住んでいる市区町村の地理感や土地勘がある方は、現在勤めている仕事を定年退職してからの再就職先としてもおすすめできる仕事。

コミュニケーション能力のある方であれば、普段会うことができないような人と知り合いになったり、友だちになったりすることができます。

会社内の上下関係がキツくなく、ゆったり楽に仕事をすることができる。

日々、街の変化を観察することができる。

タクシー運転手の暇で楽な職場

自由度の高いタクシー会社。個人タクシー。

タクシー運転手の時にキツイと感じるところ

夜勤帯の仕事に慣れるまでが辛い。時に面倒なお客が乗車することがある。

座ることが多い仕事なので腰痛や肩こりなどの職業病がでることもある。

売り上げが上がらないと精神的に辛い。勤務時間が長いことが多い。

お客さんを探しながら運転をしなければならないため、交通違反や事故に注意しなければならない。

向き不向きがある仕事のため、離職率が他の仕事と比べて高い傾向にある。

タクシー会社に所属している運転手の場合、ノルマの額を達成できなかったときは歩合給が規定率より低くなる。

暇で楽なタクシー運転手は自由度が高いところが大きな魅力！

タクシー運転手は、仕事に慣れることができれば、働き方の自由度が高いところが大変魅力的な職業です。高年齢の方も就職しやすく、若い人でも実力さえあれば下田大気さんのように年収800万円程度稼ぐことも可能です。また、人当たりの良い人であれば固定客をつかむことができ安定的な年収を稼ぐことも可能です！！

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